病院紹介About

『胎児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんに医療・安心を届ける千葉市立海浜病院』

海浜病院は、「市民に選ばれる市民のための安心で心あたたまる病院」という理念を掲げ、胎児から高齢の方まで幅広い患者さんに対応できるシームレスな診療体制を整えています。
海浜病院のビジョンとして
1)周産期・小児・移行期の縦長医療の実践
2)高齢者医療、がん診療、緩和、在宅診療支援
3)これらを実現するためのホスピタリストの育成
を掲げています。
小児・周産期診療においては、地域周産期母子医療センターや地域小児科センターに指定され、一般診療だけでなく、救急診療や専門診療も行っています。
また、高齢化が進む我が国では、高齢者を総合的に診療し、病棟担当医としてケアする「ホスピタリスト(病院総合医)」の重要性が高まっていくと考えられます。そのため、当院ではホスピタリストの研修プログラムを作成し、専門医とバランスよく連携しながら患者さんのケアを行う医師の育成を目指します。
時代に求められる医療を行うためには、視野を広く持ち、あらゆることに柔軟に対応する力が求められるといえるでしょう。そのため、海浜病院ではさまざまなことを経験できる研修プログラムを用意し、本人の希望に応じていろんなことに挑戦していただける環境を整えました。みなさんとともに、地域に貢献できるような病院をつくりあげていくのを楽しみにしております。

安心して子どもを産み育てることができる環境づくり

千葉市立海浜病院は2010年に地域周産期母子医療センターに認定されました。当院の地域周産期母子医療センターは、2019年4月現在、産科病床30床、母体・胎児集中治療室(MFICU)3床、新生児集中治療管理室(NICU)21床、新生児治療回復室(GCU)25床を備えており、産科と新生児科が連携しながらハイリスクの妊産婦や新生児の受け入れを行っています。

●助産師外来の開設

また、当院では妊娠中期より助産師と医師が交代で妊婦検診を行う「助産師外来」を行っています。
助産師外来では、妊婦検診だけでなく、妊婦さんが妊娠・分娩・育児に関して、助産師に気軽に相談していただける環境を整えており、地域のみなさんが安心して子どもを産み育てられるようサポートしています。

●充実した小児医療体制

さらに当院では、一般診療をはじめ、救急診療や専門的な治療など小児科領域において幅広い診療を展開しています。

初期の夜間救急診療では千葉市医師会医師などと協力し、365日小児の初期〜2.5次の救急診療を行っています。同時に、専門的な治療を行うために日本小児学会の地域小児センターとして専門外来を開設しました。関連専門施設とも連携し、小児のあらゆる病気に対応できるよう体制を強化しています。

「総合的な患者さんのケア」を必要とする時代に向けて

海浜病院では、患者さん一人ひとりと向き合い、ジェネラルに診療を行うことができる医師を求めています。
現在、日本では診療科の専門分化が進んでいます。たとえば内科の場合、内科専門医資格を取得した後は、循環器・感染症・神経・アレルギー・集中治療・血液・内分泌・腎臓など、サブスペシャリティ専門医の資格を得ることができる仕組みになっています。しかし、専門分化が進む一方で、お年寄りの社会的な背景も理解し総合的にケアできる医師の必要性が高まっています。超高齢化時代にともなって複数の病気を抱えている高齢者の方が少なくありません。このような高齢の患者さんをしっかりケアするためには、ホスピタリスト(病院総合医)を中心とした病院システムを構築する必要があります。
一方では、患者さんに健全で安心な医療をお届けするためには、医師をはじめ病院で働くスタッフみなが健全であり、ひとつのチームでなければなりません。海浜病院では、スタッフが生き生きと働ける環境を整え、経験豊富な医師、看護師、コメディカルスタッフが若いみなさんをしっかりとサポートしますので、それぞれが目標を持って医療を実践していただきたいと思います。

「女性医師が活躍する」モデル病院として

欧米では学会理事や病院管理職に多くの女性医師が活躍しています。一方、日本ではまだまだ女性医師の地位は向上しておりません。また、30歳代に第一線病院から離れる女性医師が増えています。こうしたなか、海浜病院では40%以上の割合で女性医師がスタッフとして働いております。まだまだ病院運営面で改善すべき点はありますが、女性医師が活躍できる病院にしていければと思っております。

交通案内Access

電車・バスでお越しの方

1. JR総武線「新検見川駅」の南口4番乗り場から千葉海浜交通バス
「海浜病院」行で約20分、「海浜病院」下車
「磯辺高校」行、及び「稲毛ヨットハーバー」行で約20分、「磯辺8丁目」下車
徒歩3分
2. JR京葉線「検見川浜駅」の北口4番乗り場から千葉海浜交通バス
「海浜病院」行で約10分、「海浜病院」下車
「磯辺高校」行、及び「稲毛ヨットハーバー」行で約10分、「磯辺8丁目」下車
徒歩3分

病院概要Information

病床数

一般病床 293床

病床数 診療科
7階 44 産科、MFICU3床、婦人科
6階 53 内科
5階 50 外科、消化器外科、乳腺外科、泌尿器科、形成外科
4階 44 循環器内科、 耳鼻いんこう科、眼科、小児科、整形外科
3階(小児病棟) 42 小児科、耳鼻いんこう科、小児外科、形成外科、HCU4床
3階(新生児病棟) 46 新生児科(NICU21床・GCU25床)
ICU、CCU、HCU 14 全科

医師数 91人(2019年4月)
指導医数 62人

施設規模
(構造)RC造
(敷地面積)28186.02㎡
(延床面積)21277.05㎡
(建築面積) 8499.71㎡
(階数)7階
(駐車場)約200台

標榜診療科
内科 神経内科 呼吸器内科 消化器内科 循環器内科 糖尿病・代謝内科 内分泌内科 感染症内科 小児科 小児科(新生児)小児外科 外科 消化器外科 乳腺外科 整形外科 形成外科 脳神経外科 心臓血管外科 泌尿器科 産科 婦人科 眼科 耳鼻いんこう科 リハビリテーション科 放射線治療科 放射線診断科 麻酔科 救急科 病理診断科(以上、29科目)

指定医療機関 施設等
保健医療機関
国民健康保険療養取扱機関
生活保護法指定医療機関
未熟児養育医療機関(母子保健法)
結核予防法指定医療機関
被爆者一般疾病医療機関(原子爆弾被爆者の医療に関する法律)
原子爆弾被爆者健康診断(一般・精密)医療機関
労災保険指定医療機関(労働者災害補償法)
指定自立支援医療機関(育成医療・更正医療)(障害者自立支援法)
救急告示病院
災害拠点病院(地域災害医療センター)(平成8年8月20日)
新卒後臨床研修病院(協力型・協力施設)(平成16年3月31日)
地域周産期母子医療センター(平成22年5月1日)
地域がん診療連携協力病院(平成24年8月31日)
地域医療支援病院(平成25年8月6日)
千葉県DMAT指定医療機関(平成26年1月29日)
公務災害医療機関(地方公務員災害補償法)
特定疾病医療機関
小児慢性特定疾患医療機関